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甦る戦災樹木 カラー版 大空襲・原爆の惨禍を伝える最後の証人

出版社名 さくら舎
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-86581-385-2
4-86581-385-3
税込価格 3,960円
頁数・縦 363P 19cm

商品内容

要旨

炭化、洞、奇形…。樹木が伝える戦争の惨禍!燃える町、逃げ惑う人々―あの日、樹々は何を見たのか。空襲の生々しい損傷を残す全国の樹々から、戦争と戦後を考える。歴史的労作!

目次

第1章 東京の戦災樹木(東京の戦災樹木について
皇居・千代田区・中央区
港区 ほか)
第2章 全国の戦災樹木(全国の戦災樹木について
宮城県
新潟県 ほか)
第3章 広島・長崎の被爆樹木(戦災樹木と被爆樹木
広島と長崎の被爆樹木
広島県 広島の被爆樹木分布図 ほか)

出版社・メーカーコメント

炭化、洞、蘇生……大樹が伝える戦争の惨禍終戦から78年。大空襲・原爆の惨禍を生々しく現代に伝える存在がある。戦災した樹木だ。戦災樹木は、大空襲・原爆の火災をくぐり抜けた樹木である。炭化したり、洞が残っていたり、歪な形になったりしたまま蘇生しているものもあれば、枯死したまま保存されているものもある。その損傷を残した姿は、当時どのように火災が広がったのかということや、その火災や爆風の激しさを物語る。本書はこういった戦災樹木を、写真とともに紹介する。東京だけで202本、ほかに戦災樹木と推定されるものは150本。そのほか、新潟や宇都宮、大阪など全国の都市や、広島・長崎の被爆樹木も取り上げる。当時の証言、状況の説明とあわせて読むことで、空襲の恐ろしさ、またそのような状況をもたらした戦争について考える。最初にして最後の労作!

著者紹介

菅野 博貢 (カンノ ヒロツグ)  
1963年に生まれる。筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。(財)国際開発センター研究員を経て、明治大学農学部准教授。日本建築学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)