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“私”が生きやすくなるための同意 「はい」と「いいえ」が決められるようになる本

出版社名 WAVE出版
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-86621-427-6
4-86621-427-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 255P 19cm

商品内容

要旨

それは自分で決めた(=同意)のですか。ジブン号は自分だけの乗り物。他人に乗り込まれないように運転しよう。身体、気持ち、秘密、財産、宝物…誰に、いつ、何を、どこまで見せられますか。自分も相手も守るために、知っているつもりの『同意』を改めて考えよう。

目次

第0章 ジブン号とタニン号
第1章 同意の概要(そもそも「同意」って何?
私たちの生活は「同意が必要なもの」で溢れている ほか)
第2章 同意の仕方(自分のことは自分で決める
どうしたら自分で決められるの?―決め方の基本 ほか)
第3章 同意のもらい方(同意って、なぜ、もらう必要があるの?
同意をもらう前にしっかりとした説明を ほか)
第4章 関係ごとの同意(友だちとの関係
恋人との関係 ほか)

出版社・メーカーコメント

我々は「自分の領域」を持って生活しています。その領域とは、名前、住所、趣味、財産、価値観、気持ちなど、自分を形作るすべての要素を指し、誰も無断で踏み入れることはできません。 この本では、そんな自分の領域を自分専用の乗り物=「ジブン号」として解説していきます。自分で運転できてプライベート空間が保てるジブン号に他人が乗り込むには同意が必要です。さらに、ジブン号には鍵のかかったスーツケースも積まれ、その中にはひとつずつ大切なものが仕舞われており、同意なしに開けることは許されません。同じように、他人にもそれぞれ「タニン号」が存在し、自分が乗り込むには同意をもらわなければなりません。 それぞれ違う考えを持つ人たちが一緒に心地よく生きていくためには、同意をする、同意をもらう、つまり「はい」と「いいえ」が無数に繰り広げられていると言うことなのです。逆に、もやもやする、嫌な気持ちになる、トラブルが起きる……これらは同意ができていない証拠です。 第1章では同意の概要を伝え、第2章では自分が相手へ同意するとき、第3章では相手から同意をもらうときを解説し、第4章で同意が発生するさまざまな場面を関係性に分けて具体的に見ていきます。1冊通して「同意」を意識し自分の人生を自分で決めて歩んでいけるようになることを目指します。

著者紹介

遠藤 研一郎 (エンドウ ケンイチロウ)  
中央大学法学部教授、公益財団法人私立大学通信教育協会理事、国家公務員採用総合職試験専門委員。1971年生まれ。中央大学大学院法学研究科博士前期課程修了。専門は民法学。専門領域の研究のほか、幅広い世代に「法的なものの考え方」を伝えるため、執筆活動も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)