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大いなる失敗 20世紀における共産主義の誕生と終焉

出版社名 飛鳥新社
出版年月 1989年10月
ISBNコード 978-4-87031-067-4
4-87031-067-8
税込価格 2,030円
頁数・縦 366P 20cm

商品内容

要旨

共産主義の下で起こった事象は、歴史の悲劇以外の何者でもなかった。共産主義は理性の力を信じ、完全な社会を建設しようとした。高いモラルによって動かされる社会を作るために、人間へのもっとも大きな愛と、抑圧への怒りを結集したのである。それによって最高の頭脳、最良の理想主義的精神を持った人々の心をとらえた。にもかかわらず、共産主義は、今世紀はもちろん他の世紀にも類を見ないほどの、大きな害悪を生んだのである。

目次

大いなる失敗(レーニン主義の遺産
スターリン主義の破局
停滞するスターリン主義
改革のパラドックス)
分裂国家ソ連(ビジョンから修正主義へ
分裂の10の引き金
進化か?衰退か?)
体質的な拒否(イデオロギーの移植と変質
ポーランド社会の自己解放
社会的連帯から政治的多元主義へ
台頭する東欧の政情不安
小さくなる帝国)
商業共産主義(中国近代化の挫折の歴史
政争と改革の誕生
改革の戦略とイデオロギーの柔軟性
真の文化大革命)
破綻した実践(革命的コミンテルンの変質
西側世界における自滅
開発途上世界における失敗
イデオロギーの空中分解)
共産主義の苦悩(全般的な危機
歴史上の記録
将来への展望
脱共産主義)