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丁寧体否定形のバリエーションに関する研究

出版社名 くろしお出版
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-87424-637-5
4-87424-637-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 264P 21cm

商品内容

要旨

「行きません」から「行かないです」へ。日本語話者の丁寧体否定形に対する「規範意識」の変遷を明らかにし、また現在の使用実態を観察することによって言語変化の方向性を予測する。

目次

序章(用語に関する検討及び定義
先行研究と本書の位置づけ
研究の概要)
第1章 文法論における「丁寧体」について(形態論における「丁寧形」
モダリティ論における「丁寧さ」)
第2章 丁寧体否定形の「規範」について(丁寧形の「規範」に関する通時的及び共時的検証
動詞・形容詞丁寧形の「規範意識」に関するアンケート調査)
第3章 動詞否定丁寧形の「バリエーション」について(先行研究によるマセン形からナイデス形へのシフト要因の整理
マセン形からナイデス形へのシフトに関わる言語構造的要因
マセン形からナイデス形へのシフトに関わる語用論的要因)
終章(本書のまとめ
総合的考察
今後の課題)

著者紹介

川口 良 (カワグチ リョウ)  
長崎県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(人文科学)。専門は日本語学、日本語教育。現在、文教大学文学部教授。横浜国立大学留学生センター、千葉大学留学生センターなどの非常勤講師、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科助手、秀明大学教授を経て、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)