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「グローバル人材」再考 言語と教育から日本の国際化を考える

出版社名 くろしお出版
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-87424-639-9
4-87424-639-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 302P 21cm

商品内容

要旨

さまざまな言語を尊重し、対話を重ね、「日本語で」日本を発信できる人材。その育成のために必要な人・教育・政策とは。鈴木孝夫・當作靖彦・大木充による鼎談「グローバル人材と日本語」収録。

目次

いま日本が必要とする対外言語戦略とはなにか
第1部 「教育」グローバル時代の高等教育への批判(グローバル人材育成のために―社会と教育の果たすべき責任とは
グローバル人材育成政策と大学人の良識
言語教育はどのくらい経済成長の役に立つのか―オーストラリアの事例から考える)
第2部 「人」グローバル社会を生きる若者たちへの視座(「グローバル人材」の育成はオールジャパンで―青年海外協力隊事業をめぐる杞憂と夢想
「グローバル市民」の「ことば」の教育とは―接続可能な社会と媒体としての個人
「グローバル人材」と「地球的人材」との距離―「国際ボランティア」日本語教師のキャリア意識をめぐる考察)
第3部 「政策」国際化に向けた言語教育政策への提言(グローバル化時代のグローカル人材育成と日本語教育
私事化する教育と言語教育の可能性―グローバル人材に欠けるものは何か)
鼎談 グローバル人材と日本語―日本の国際化を担う人材が磨くべき言語能力とは

著者紹介

西山 教行 (ニシヤマ ノリユキ)  
京都大学人間・環境学研究科教授、国際フランス語教授連合(FIPF)アジア太平洋委員会委員長、日本フランス語教育学会副会長、日本言語政策学会副会長。明治大学大学院博士後期課程満期退学、ポール・ヴァレリー大学専門研究課程(DEA)修了。専門は、言語教育学、フランス語教育学、言語政策。学部、大学院ではフランス文学を学んだが、非常勤講師としてフランス語を教えるようになって以来、フランス語教育に惹きつけられ、フランスでの専門家養成を通じて、外国語としてのフランス語教育学、言語政策に関心を高める
平畑 奈美 (ヒラハタ ナミ)  
滋賀大学国際センター准教授。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了、博士(日本語教育学)。専門は、日本語教育、社会心理学。自動車メーカーの研究員として、日本のものづくりの世界を経験したのち、日本のことばの世界に転向。アメリカ、ウズベキスタン、ウクライナ、アゼルバイジャン、ロシアで日本語教育に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)