• 本

日本語文法研究のフロンティア

出版社名 くろしお出版
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-87424-700-6
4-87424-700-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 335P 21cm

商品内容

目次

形態論と統語論のフロンティア(動名詞の構造と「する」「させる」の分布
現代日本語における未然形
旧JLPT語彙表に基づく形態素解析単位の考察
名詞並置型同格講座
文の階層性と文中要素の解釈―日本語文法研究と生成統語論の実りある協同に向けて)
意味論のフロンティア(日本語に潜む程度表現
母語話者と非母語話者の逸脱文の意味解釈
構文としての「切っても切れない」)
文章・文体・発話研究のフロンティア(社会科学専門文献の接続詞の分野別文体特性―分野ごとの論法と接続詞の選択傾向との関係
「話しことば的」な文章に見られる話しことばとは異なる表現―BCCWJにおけるブログの特徴
4つの発話モード)
対照研究、習得・日本語教育研究のフロンティア(日本語と中国語の真偽疑問文と確認文の意味
教育現場とのつながりを意識した対照研究の試み―タイ人学習者の「そして」「なんか」の使用問題
第二言語習得研究と第二方言習得研究の統合に向けて―現状と問題点
「産出のための文法」から見た「は」と「が」
非母語話者の日本語理解のための文法)

出版社・メーカーコメント

今後の日本語文法の分野の活性化のために一石を投じるような、現代日本語文法とその周辺領域の開拓的研究を収めた論集。文法研究の新しいフィールドを開拓すべきことを主張してきた野田尚史氏をはじめとする16名による饗宴。

著者紹介

庵 功雄 (イオリ イサオ)  
1967年生。大阪府出身。大阪大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。一橋大学留学生センター准教授などを経て、一橋大学国際教育センター教授
佐藤 琢三 (サトウ タクゾウ)  
1965年生。千葉県出身。筑波大学大学院文芸・言語研究科単位取得退学、博士(言語学)。日本大学国際関係学部専任講師などを経て、学習院女子大学国際文化交流学部教授
中俣 尚己 (ナカマタ ナオキ)  
1981年生。大阪府出身。大阪府立大学大学院人間社会学研究科修了、博士(言語文化学)。実践女子大学助教などを経て、京都教育大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)