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現代日本語の反復構文 構文文法と類像性の観点から

日本語研究叢書 28 Frontier Series

出版社名 くろしお出版
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-87424-721-1
4-87424-721-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 293P 21cm

商品内容

目次

第1章 序論
第2章 理論的背景
第3章 名詞反復構文の考察
第4章 動詞反復構文の考察
第5章 形容詞反復構文の考察
第6章 述語反復構文の考察
第7章 まとめと今後の展望

出版社・メーカーコメント

現代日本語には、1つの文の中で同じ語句が繰り返される表現(以下「反復構文」と呼ぶ)が相当数存在する。同じ語句の反復は、いわゆる「ことばのあや」として用いられる場合もあるが、本書で考察対象とするのは、そのような修辞法の一種としての反復法ではなく、同じ語句の繰り返しを含むパターンが何らかの意味と慣習的に結びついた構文である。本書は、現代日本語のさまざまな反復構文を、言語は人間の認知能力が反映したものであると考える認知言語学の観点から考察したものである。個々の構文について、類義表現や関連表現との比較を行いながら詳細に分析するとともに、包括的な分析によって、それらの構文全般に認められる特性を見出すことを目的とする。

著者紹介

野呂 健一 (ノロ ケンイチ)  
1968年三重県四日市市生まれ。放送大学教養学部卒業。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程修了(博士(文学))。高田短期大学助教、講師を経て、高田短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)