• 本

医者は現場でどう考えるか

出版社名 石風社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-88344-200-3
4-88344-200-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 311P 22cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

患者に対してその状態を正しく診断し、適切なケアをすることは医療の基本であり、すべての医療従事者が当然のごとく目標にすべきことである。しかし、現実には、見当違いの病名に診断され、診療科や病院をたらい回しにされた挙げ句、一向に快復しないばかりか、かえって悪化したりするようなケースが往々にしてある。なぜそのような診断エラーが生じるのか。そしてどのようにすればそれを回避できるのか。本書では、現場経験の豊富な医学者が、医師が陥りがちな感情や思考のワナについて、多数の実例をもとに論じることにより、そうした疑問に応えている。著者は、ハーバード大学医学部教授兼ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの生物医学などの実験的医学主任。がん、血液疾患、エイズ治療の第一人者である。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2011年11月30日])

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商品内容

要旨

間違える医者、間違えぬ医者は、どこが異なるのかを問う。知的刺激に満ちた医療ルポルタージュ。

目次

第1章 瞬時の判断における思考メカニズム―臨床現場での医学的判断
第2章 医師の感情と診断ミス―心の教訓
第3章 救急治療室での「意識的平静」―皿回しの芸
第4章 プライマリーケア医の役割―門番
第5章 家族の愛が専門家を覆す―新米ママ奮闘記
第6章 前例のない症例に向きあう―専門家の不確実性
第7章 外科医A、B、C、Dそれぞれの“診断”―外科手術と達成感
第8章 大量データによるミスとエラー―観察者の眼
第9章 医療市場の怪物―マーケティングとお金と医学的決断
第10章 病でなく人を治療する―魂に奉仕する

著者紹介

グループマン,ジェローム (グループマン,ジェローム)   Groopman,Jerome
1952年生まれ。ハーバード大学医学部教授(Dina and Raphael Recanati Professor)兼、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの生物医学などの実験的医学主任。がん、血液疾患、エイズ治療の第一人者。「ニューヨーカー」誌で医学・生物学分野のスタッフライターを務め、また「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙などの新聞や多くの科学雑誌に寄稿し、旺盛な執筆活動も続けている
美沢 惠子 (ミサワ ケイコ)  
1946年東京生まれ。小学校時代をニューヨークで過ごす。国際基督教大学卒(11期生)。国際化学療法学会、国際移植学会、アレルギー・免疫学会、小児科学会、救急医療学会、看護学会、国際労働機関、国連人口基金、NHKのニュース番組などの同時通訳を務め、医学論文の翻訳に従事。日本翻訳者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)