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人生生涯小僧のこころ 大峯千日回峰行者が超人的修行の末につかんだ世界

出版社名 致知出版社
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-88474-803-6
4-88474-803-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 260P 20cm

商品内容

要旨

片道二十四キロ、高低差千三百メートル以上の山道を十六時間かけて一日で往復。九年の歳月をかけて四万八千キロを歩く。そういう苦行を経験したから、悟れるのではない。大事なのは、行から得たものを生活の中でよく実践することである。逆に言えば、それぞれに与えられた場でそれぞれに与えられた役目を果たしていく中でも、多くのことを感じ、悟ることができる。だから、私たちの人生はすべて修行なのである。

目次

プロローグ なぜ千日回峰行をはじめたのか
第1章 千日回峰行とはどういうものか
第2章 私を行に向かわせたもの
第3章 千日回峰行までの道のり
第4章 心を磨く千日回峰行
第5章 いつも次なる目標に向かって
第6章 流れの中でありのままに
エピローグ 人生生涯小僧のこころ

おすすめコメント

千日回峰行ーー。往復48キロ、高低差1,300mの山道を毎日、16時間かけて9年間歩き続ける。この荒行は著者を含め、1,300年にたった二人しか達成した者はいない。さらに、千日回峰行の後には、断食、断水、不眠、不臥(食べない、飲まない、寝ない、横にならない)を九日間続ける四無行という行も成し遂げた。こう聞けば、著者はまさに超人。その言葉は現実離れした悟りを開いた人間のものと思われるかもしれないが、実は至って平易だ。「現実を受け入れ、愚痴らず精いっぱい生きると、そこに道が開けてくる」苦行を乗り越えた僧侶の言葉には、生きるヒントが溢れていた。苦しい時こそ噛みしめたい一冊である。

著者紹介

塩沼 亮潤 (シオヌマ リョウジュン)  
昭和43年仙台市生まれ。62年東北高校卒業。63年吉野山金峯山寺で出家得度。平成3年大峯百日回峰行満行。11年吉野・金峰山寺1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行満行を果たす。12年四無行満行。18年八千枚大護摩供満行。現在、仙台市秋保・慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)