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• ブックス・キューブリック （福岡県福岡市中央区）

童話屋から出た2冊めの谷川俊太郎詩集です。現代を代表する詩人＝谷川俊太郎、というくらいに１８歳から現在まで書いて書いて書き倒された（？）詩はなんと千数百編にのぼるそうです！その中から４、５０編を選ぶのですから、これは選者の方も相当に大変な作業だったことでしょう。そんなことも思いながら1冊読み終わると、作者の詩がずんずん心に響きつつ全編を読み終わると、選ばれた作品のリズムと全体のリズムがすんなりと心地よく内に入ってきました。童話屋から出版されている文庫サイズの詩集は装丁もしっかりしていて、字の大きさや余白の取り方もちょうど良く、ほかのものと一緒に鞄に放り込んでもぼろぼろになりません。ちょっと空いた時間に取り出して読みたくなる詩集です。

（2014年3月31日）