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日本の保育労働者 せめぎあう処遇改善と専門性

出版社名 ひとなる書房
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-89464-225-6
4-89464-225-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 220P 21cm

商品内容

要旨

たとえ制度や労働条件が整っていなくても、目の前の切羽詰まった親子は見過せず、わが身を削るようにして保育を続けてきた日本の保育労働者たち。この構造は、保育の市場化が急速に進む今日、どれほど変わったと言えるだろうか。保育労働の歴史と現状を、保育者の内発性と外的条件の両面から丹念に描き出すことで、保育者の専門性を形づくるものは何かを問う。

目次

序章 政策課題としての保育労働研究の意義(保育労働研究の到達点
政策課題として浮上する保育労働力問題 ほか)
第1章 戦前の保育労働者状態と社会的地位(戦前の託児所を担った保育者の実態
戦前の保育者の社会的地位―賃金比較から見えてくるもの ほか)
第2章 北海道保育者調査に見る現代の保育労働者状態(調査の概要と調査回答者
子どもや保護者の困難、保育職場の変化 ほか)
第3章 保育者の職務内容と知識・技能習得過程(調査対象と調査方法
保育者の職務内容と保育者に必要となる知識・技能 ほか)
第4章 ライフヒストリーに見る保育者としてのキャリア形成(研究の視点と分析の方法
I先生の語りからたどる保育者としての歩み ほか)

著者紹介

垣内 国光 (カキウチ クニミツ)  
明星大学人文学部教授。専門は、子ども家庭福祉論、子育て支援論、保育労働者問題
義基 祐正 (ヨシモト ユウセイ)  
日本工学院八王子専門学校非常勤講師、近畿大学豊岡短期大学非常勤講師、小平市スクールソーシャルワーカー。専門は、保育問題、社会福祉
川村 雅則 (カワムラ マサノリ)  
北海学園大学経済学部教授。専門は、労働経済、社会政策
小尾 晴美 (オビ ハルミ)  
東京学芸大学・大正大学・日本福祉教育専門学校非常勤講師。専門は、社会政策論、労働社会学
奥山 優佳 (オクヤマ ユカ)  
東北文教大学短期大学部准教授。専門は、教育学(幼児教育)、特に保育者論・幼児理解(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)