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アンビエント・ドライヴァー

MARBLE BOOKS

出版社名 マーブルトロン
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-89610-792-0
4-89610-792-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 315P 19cm

商品内容

目次

アンビエント・ドライヴァー(逃げ場所
妖精のような光
DNA対コンピュータ
モノとモノの間
ネイティヴ・アメリカンの教えから ほか)
センス・オブ・ワンダー(気持ちよい場所とはどんな場所だろう
日本人の特性とは
電気の時代の次に来るもの
気づいたらここまで来ていた
ドン・ファンの教えと僕 ほか)

おすすめコメント

言わずと知れた音楽界の巨匠、細野晴臣さんのここまでの10余年の心の動きを感じ取ることができる貴重な本。1990年代の半ばから2000年代の半ばまでの細野さんの内側に起きていたことが、本書に綴られています。世間はまだバブルの余韻が冷めぬ頃。しかし細野さんは「アンビエントの海にどっぷり浸っていた」。アンビエントとネイティブの知恵に接しながら、自らをリセットしていたのです。((「僕がアンビエントの海にどっぷり浸っていたのは、20世紀の終わり。その頃の日本には終末論的な気分が蔓延していた。1999年で世界が終わると、僕もどこかにすり込まれていた気がする。人口が爆発し、環境は破壊され、わけのわからない事件が続発…。そんななか、みんなが潜在的なリセット願望を募らせていた。外側からではなく、内側からの、とても個人的なリセット。僕の場合は、それがアンビエントだった」。((細野さんは音楽界の巨匠であるけれども、その枠を超えた影響力は計りしれません。はっぴいえんど、ティン・パン・アレ、YMO、スケッチ・ショウ…。日本のポップ・シーンはつねに、細野さんのあとを追いかけ、その足跡の上にさまざまな花を咲かせてきたのです。本書を読むと、細野さんが、細野さんならではの嗅覚で時代を見つめ、時代を超える何かをつかんでいく様子がよくわかります。((とても私的なことのように語られていますが、「細野春臣=この世の中を見る眼そのもの」と感じる人は、この本を読んでさらにその感が深まるに違いありません。((まちがいなく、未来への示唆に富む一冊!(MARBLEBOOKS編集部)

著者紹介

細野 晴臣 (ホソノ ハルオミ)  
音楽家。1947年、東京都生まれ。中学時代から音楽活動をはじめ、数多くのバンドを経て、大学在学中にエイプリル・フールのベーシストとしてメジャーデビューした後、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂らとはっぴいえんどを結成。その後、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆とキャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを結成、セッション・ミュージシャン、プロデューサーとして多面的に活動する傍ら、自身のソロ・アルバムの制作にも取り組む。1978年には坂本龍一、高橋幸宏らとイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成、同時にアイドルへの歌謡曲の提供も数多くこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)