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メール・マティルド 日本宣教とその生涯

有隣新書 37

出版社名 有隣堂
出版年月 1990年8月
ISBNコード 978-4-89660-095-7
4-89660-095-9
税込価格 950円
頁数・縦 174P 18cm

商品内容

要旨

明治5年(1872)5月、横浜に上陸した黒衣の一団があった。メール・マティルドと4人の修道女である。プティジャン司教に招請され、初の来日修道女として、憧れの国に第一歩をしるしたマティルドは、休むいとまもなく、孤児の救済・女子教育など、サン・モール修道会の精神に則った事業に尽瘁した。まず横浜に、仁慈堂(孤児院)、横浜紅蘭女学校(横浜双葉学園の前身)を設立し、さらに東京へ進出した。本書は、著者がとくに閲覧を許されたパリ・サン・モール修道院秘蔵の資料などをもとに、マティルドが近代日本に果たした役割とその97年の生涯を、敬愛の念をこめてつづったものである。

目次

第1章 生まれながらの修道女
第2章 サン・モール修道会の成り立ち
第3章 マレー宣教の大任
第4章 キリシタン迫害とプティジャン
第5章 憧れの宣教地日本へ
第6章 横浜に礎を築く
第7章 東京への進出と築地教会
第8章 静岡サン・モール修道会
第9章 晩年の輝き
第10章 貧しい者の柩の中に