• 本

今村紫紅 近代日本画の鬼才

有隣新書 47

出版社名 有隣堂
出版年月 1993年8月
ISBNコード 978-4-89660-113-8
4-89660-113-0
税込価格 1,046円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

本書は、印象派の色彩表現、あるいは南画や琳派の技法を自由に取り入れて、常に新画法で挑んだ彼の画業をたどり、後輩の速水御舟らはもとより、大観・観山らにも影響を与えた独創的な画風と、豪放な人間像を紹介する。

目次

第1部 今村紫紅の生涯(生いたち
師松本楓湖の教え
明治中・後期の日本画壇の動向
安田靫彦との交友―紅児会の結成
岡倉天心との出会い―五浦行き
正派同志会と国画玉成会の対立―文展開催前後
原富太郎の援助
「近江八景」の完成―風景画の展開
「熱国之巻」の制作―新画境の追究
赤曜会の結成―後進の育成
色彩南画への接近―理想郷を描きつつ)
第2部 名作のかずかずとエピソード(“がむしゃら”に事に当たれ
作品の運命―「平親王」と「獅子」
制作のエピソード―「護花鈴」と「達磨」
新画法の開拓と挑戦
幅広い画域―現代に問いかけるもの
天心・三渓・紫紅―横浜が生んだ近代日本画の指導者)