常に“この世界の外側”を志向する詩人の魂は、現実を遊離し、古今東西の詩歌を、霧中の街路を、そして幻想の半島を彷徨する。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。

詞華美術館（落涙献呈
天網靉靆
虹彩煉獄）
幻想紀行―地図を歩く（迷路の街
孤島群島
断崖絶壁　ほか）
半島―成り剰れるものの悲劇（Ｐｅｎｉｎｓｕｌａ
能登半島
続・能登半島　ほか）
花名散策―草木の名の美と驚き（古今花名論
東西花名譚
舶来花名談　ほか）