収容所のプルースト
境界の文学
出版社名 | 共和国 |
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出版年月 | 2018年1月 |
ISBNコード |
978-4-907986-42-1
(4-907986-42-4) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 193P 図版28P 20cm |
商品内容
要旨 |
一九三九年のナチスとソ連による相次ぐポーランド侵攻。このときソ連の強制収容所に連行されたポーランド人画家のジョゼフ・チャプスキ(一八九六‐一九九三)は、零下四〇度の極寒と厳しい監視のもと、プルースト『失われた時を求めて』の連続講義を開始する。その二年後にチャプスキは解放されるが、同房のほとんどが行方不明となり、「カティンの森」事件の犠牲になるという歴史的事実にあって、『失われた時を求めて』はどのように想起され、語られたのか?現存するノートをもとに再現された魂の文学論にして、この長篇小説の未読者にも最適なガイドブック。 |
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