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1914運命の年 第一次世界大戦開戦時のイギリス社会

出版社名 えにし書房
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-908073-61-8
4-908073-61-9
税込価格 4,290円
頁数・縦 483P 21cm

商品内容

要旨

戦争はこうして始まった…。英国が開戦に踏み切った1914年の1年間の世相を天候、政治(首相アスキスの恋を軸に)、経済(物価や生活水準)、軍事、アイルランド内政問題、文化・芸術(劇作家、文壇の動を中心に)、飛行機ブーム、労働運動、女性参政権運動(サフラジェット)、幼児殺人事件、スパイデマ騒動、志願兵、ドイツ軍の砲撃などあらゆる角度から描写し、時代の空気を生き生きと再現した傑作社会史。

目次

プロローグ―一九一四年の幕開け
第1幕 一月から四月(チョーク発午後四時十四分列車殺人
首相の恋
切り裂かれた「鏡のヴィーナス」 ほか)
第2幕 五月から八月(ハネムーン・イン・ザ・スカイ
予兆
アドルストロップ ほか)
第3幕 八月から十二月(別世界
全てが国王の僕
薄れゆく希望 ほか)

著者紹介

ボストリッジ,マーク (ボストリッジ,マーク)   Bostridge,Mark
1961年生まれ。オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジで近代史を専攻し、グラッドストン・メモリアル賞を受賞。文芸評論家、伝記作家として活動し、The Times Literary Supplement紙やSpectator誌等に数多くの論評を執筆。テレビ、ラジオにも出演している。伝記作家としては、ヴェラ・ブリテンの伝記Vera Brittain:A Life,1995(ポール・ベリーと共著)、ナイチンゲールの伝記FlorenceNightingale:The Woman and Her Legend,2009で高い評価を得ており、前者はウィットブレッド伝記賞、フォーセット賞のショートリストに選ばれ、後者は2009年のエリザベス・ロングフォード賞歴史部門賞を受賞している。『The Fateful Year:England 1914』2014は、ヘッセル・ティルトマン歴史部門賞のショートリストに選ばれている。また、2015年1月にリリースされたBBC映画ヴェラ・ブリテンの自伝Testament of Youthをもとにした、2015年1月リリースのBBC製作の映画では、監修を行っている
真壁 広道 (マカベ ヒロミチ)  
1957年生まれ。1981年一橋大学社会学部卒業。翻訳者。訳書:マーガレット・マクミラン『ヒストリーズ・ピープル―人格と個性が歴史を変える』(えにし書房、2018年)、マイケル・R・マラス『ホロコーストに教訓はあるか―ホロコースト研究の軌跡』(えにし書房、2017年)、マーガレット・マクミラン『第一次世界大戦―平和に終止符を打った戦争』(滝田賢治監修、えにし書房、2016年)、同『誘惑する歴史―誤用・濫用・利用の実例』(えにし書房、2014年)、A.J.P.テイラー『トラブルメイカーズ―イギリス外交史に反対した人々』(法政大学出版局、2002年)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)