母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思っ
BUNCH COMICS
出版社名 | 新潮社 |
---|---|
出版年月 | 2014年8月 |
ISBNコード |
978-4-10-771761-0
(4-10-771761-5) |
税込価格 | 616円 |
書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件
-
-
東京堂書店 神田神保町店より
- おすすめ度
- 東京堂書店 神田神保町店 (東京都千代田区)
初めてこの本を見たとき、そのタイトルの奇抜さに敬遠していました。
しかし私自身にも少し似たような出来事が起き、
「親が死ぬ」ということをほんの少しだけ意識したので
読んでみることにしました。
タイトルに反してともて真面目で、とても素直な内容でした。
シンプルな絵柄で、さぁ泣かせるぞ、という過度な演出でもないのに
久しぶりに漫画を読んで泣いてしまいました。
人はいつか死んでしまう、親でも兄弟でも誰でも例外はない。
いつか来る親との死別に、私はきちんと向き合うことができるだろうか、
と心細い気持になりましたが、
あなただけじゃないよと言われた気がする一冊でした。(2014年12月16日)
-
出版社・メーカーコメント
「自分の母親だけは、絶対に死なないと思い込んでいた――」最愛の母のがん告知、闘病、葬儀。そして死後も淡々と続いていく日常で作者が発見したこと。現実と真摯に向き合う過程で見えてきた“母の死”の意味とは――。どこか勝手の違う“母親のいない世界の違和感”を新鋭が紡ぎだす自伝エッセイ漫画。