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ユリイカ 詩と批評 第55巻第16号12月臨時増刊号

総特集坂本龍一 1952−2023

出版社名 青土社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7917-0440-8
4-7917-0440-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 349P 23cm
シリーズ名 ユリイカ

出版社・メーカーコメント

◆◆追悼・坂本龍一◆◆ 坂本龍一とはどのような音楽家であったのだろうか、音楽という営為の自律性が起源とともに問い返されることになる。それこそ坂本龍一の問いであったと信じること、出発点はそこにある。われわれはたしかに坂本龍一の時代を生きていた。坂本龍一死去、残響の手前にその音楽を聴き返す。 【目次】 総特集*坂本龍一 1952-2023 ◆インタビュー 古い付き合い / 大貫妙子 ◆記憶の始まり 坂本龍一を偲んで / 池辺晋一郎 坂本君の教育実習 / 野村滿男 《---分散・境界・砂---》の頃のこと / 高橋アキ 若き日の坂本龍一さんへ / 牧村憲一 ◆奏者――ピアノ‐キーボード‐シンセサイザー/ 電子音楽のコンステレーション / 川崎弘二/ デザインする/される坂本龍一 / 久保田晃弘/ 「ポスト・キーボード」のピアノ / 谷口文和/ 再び見出された「即興」の方法論的可能性――坂本龍一とインプロヴィゼーション / 細田成嗣 ◆生き生きとした時間 教授と共に駆け抜けた七〇年代、僕らの音楽革命 / 渡辺香津美 / すべての瞬間が生きていた! / 加藤登紀子 / 永遠に輝き続ける光 / クリス・モズデル 訳=小磯洋光 / 彼方へ アーバン・シンクロニテイを極点としたスイングバイ――「地下活動」備忘録として / 佐藤薫 / 傷口それ、まだひらいてるし。 / 山崎春美 ◆音楽/メディア/政治 千の一九六八年――音の相聞歌 / 平井玄 / 坂本龍一の「アジア」――現代音楽以後の道 / 柿沼敏江 / 坂本龍一のメディア論的思考――一九八〇年代、なぜ未来派に惹かれたのか / 飯田豊 / 坂本龍一と哲学者たち――「音」の所在 / 檜垣立哉 / 「不安定な生」と坂本龍一――音楽と社会活動の政治学 / 中條千晴 ◆同時代人として ファインダー越しの邂逅 / 高田漣/ SILENCE 無時間的音楽 / 蓮沼執太/ 前夜 / 原摩利彦/ “坂本龍一音楽”の美学 / 狹間美帆/ 音楽と/の作曲、イメージと/の機能――校歌制作記 / 網守将平 ◆呼び交わすインデックス 「commmons: schola」をおもいだしながら / 小沼純一/ オペラ《LIFE》、生きられた偽史――一二音技法へのリファレンスの再検討から / 白井史人/ 作曲という営みの庭――坂本龍一といくつかの小石 / 久保田翠/ 〈自己〉を聴く技法としての演奏行為 / 堀内彩虹/ ポストモダンの呼吸を聴く――坂本龍一の「音楽」について / 仲山ひふみ ほか