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鬼の宇宙誌

平凡社ライブラリー 260

出版社名 平凡社
出版年月 1998年9月
ISBNコード 978-4-582-76260-0
4-582-76260-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 406P 16cm

商品内容

要旨

邪悪にして霊験あるもの、毒にして薬―。異形ゆえに怖れられると同時に、自然の秘奥に通じるものと目されてきた「鬼」。多彩な図像の読みを通して、人間の内心に棲みつく鬼の魅力の核心に迫る。

目次

狼男はヨーロッパの鬼である
地獄の業火は鍛冶場の火である
大工道具が地獄の責め具となる理由
車輪は女神の女陰である
酒天童子を殺したのも鬼である
鬼退治は男原理による女原理の制圧譚である
鈴鹿の女鬼は錬金術師だった
欠けたる者こそが打ち出の小槌を得る
婆さん怖い
つづらは鬼の母胎である〔ほか〕