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印刷に恋して

出版社名 晶文社
出版年月 2002年1月
ISBNコード 978-4-7949-6501-1
4-7949-6501-X
税込価格 2,860円
頁数・縦 198P 21cm

商品内容

要旨

印刷がなければ、出版はできない。でも実は、プロの編集者にとっても、印刷はわからないことだらけ。印刷って、なに?名編集者・松田哲夫が、活版、手動写植、オフセット、グラビアなど多彩で多様な印刷の現場をルポルタージュ。そして内沢旬子のイラストが、ルポを的確に補完する。活版はいまでも現役?電算写植がなくなる?オフセットとグラビア印刷の違いは?活字から電算への転換には、どのようなドラマが?デジタル化が急速に進むなか、これからの出版と印刷はどこへ行こうとしているのか?印刷技術の基礎と出版の未来を知るための、最良の入門書。出版人、印刷人必読の書。

目次

活版はまだまだ元気だった。
あこがれの活版職人になる。
手動写植機でツメ打ちに挑戦する。
最古の写真製版術が生きていた。
オフセットを徹底的に勉強する。(製版編
印刷編)
装幀に使われる特殊印刷に肉薄する。
グラビア印刷の規模の大きさに驚く。
オフセット印刷は進化している。
組版文化はどのように継承されたのか。

おすすめコメント

編集者松田哲夫さんが、活版、オフセット、特殊印刷など、多彩で多様な印刷の現場をルポルタージュした。マンガが活版でつくられていること。手動写植の仕組み。バーコ印刷の現在。……各現場の職人さんに仕組みや時代背景などを聞き出していく。急速にデジタル化が進む中、出版と印刷はどこへいくのか。印刷技術の基礎と出版業界の未来がわかる最良の入門書。

著者紹介

松田 哲夫 (マツダ テツオ)  
編集者。筑摩書房専務取締役。1947年、東京生まれ。東京都立大学人文学部中退。学生時代より漫画誌「ガロ」編集部に出入りし、『現代漫画』(筑摩書房)の編集に携わる。70年筑摩書房入社。以後、編集者として浅田彰『逃走論』、『ちくま文学の森』(全一六巻)、赤瀬川原平『老人力』など次々とヒットを飛ばす。路上観察学会の事務局長、「季刊・本とコンピュータ」の編集委員もつとめる傍ら、TBSテレビ「王様のブランチ」で、さまざまな本を紹介してきた
内沢 旬子 (ウチザワ ジュンコ)  
イラストルポライター。イスラム諸国をはじめ各国を旅し、古本などを収集している。本作りワークショップを主宰中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)