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王と鳥 スタジオジブリの原点

出版社名 大月書店
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-272-61219-2
4-272-61219-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 95P 20cm

商品内容

要旨

フランスの国民的映画監督ポール・グリモーと『天井桟敷の人々』のジャック・プレヴェールのファンタジーが現代へ放つ警告。

目次

『王と鳥』監督ポール・グリモーの言葉
『王と鳥』あらすじ
『王と鳥』と日本人の特別な関係(叶精二)
登場人物の寓意タキカルディ王国にしないために(藤本一勇)初めて人間の内面を描いたアニメーション(大塚康生)
考えを触発してくれる映画『王と鳥』(高畑勲)

おすすめコメント

「気をつけたまえ。この国は今、罠だらけだからな。」 フランスの国民的映画監督ポール・グリモーと『天井桟敷の人々』の ジャック・プレヴェールのファンタジーが現代へ放つ警告。 高畑勲、宮崎駿に影響を与え、スタジオジブリの原点ともされる フランスアニメーション映画の傑作『王と鳥』(監督:ポール・グリモー 脚本:ジャック・プレヴェール、 ポール・グリモー)。高畑勲の字幕で2006年スタジオジブリ洋画提供作品として日本初公開されるこの映画の魅力、 その歴史的な影響、作品に込められた意味など、映画『王と鳥』をより楽しく、より深く知るための1冊。 映画『王と鳥』からの画像をふんだんに使ったあらすじや、グリモー監督手描きの『王と鳥』イメージスケッチ・絵コンテも多数収録。王様の演技のおもしろさを大塚康生が解説するページでは 大塚による描き下ろし王様イラストも多数掲載。

著者紹介

高畑 勲 (タカハタ イサオ)  
1935年生まれ。アニメーション映画監督。59年東映動画に入社し、映画『太陽の王子ホルスの大冒険』(68)を演出(監督)。以降、日本アニメーションでテレビシリーズ『アルプスの少女ハイジ』(74)、『母をたずねて三千里』(76)、『赤毛のアン』(79)を演出(監督)、映画『じゃりン子チエ』(81)『セロ弾きのゴーシュ』(82)、『柳川堀割物語』(87/ドキュメンタリー)、『火垂るの墓』(88)、『おもひでぽろぽろ』(91)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(94)、『ホーホケキョとなりの山田くん』(99)を監督
大塚 康生 (オオツカ ヤスオ)  
1931年生まれ。アニメーター。東映動画で『白蛇伝』(58)、『わんぱく王子の大蛇退治』(63)などの原画を担当。『太陽の王子ホルスの大冒険』(68)で作画監督を務めた後、東京ムービーを拠点に、テレビシリーズ『ムーミン』(69)、『ルパン三世』(71)、『未来少年コナン』(78)、映画『ルパン三世カリオストロの城』(79)、『じゃりン子チエ』(81)の作画監督を歴任。現在はテレコム・アニメーションフィルムで技術顧問を務め、国内外のスタジオや専門学校で後進の指導にあたる
叶 精二 (カノウ セイジ)  
1965年生まれ。映像研究家・亜細亜大学講師
藤本 一勇 (フジモト カズイサ)  
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院助教授・フランス哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)