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ハプスブルクの実験 多文化共存を目指して

増補改訂

出版社名 春風社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-86110-097-0
4-86110-097-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 217P 20cm

商品内容

要旨

多文化・多民族・多言語の共存を、巧妙精緻な政治システムによって実現し、第一次大戦をもって崩壊したハプスブルク帝国。それは不可能な試みだったのか?民族自決・国民国家の理念に基づかない国家モデルの展望は?その歴史的「実験」の意義を、いま改めて問う。

目次

第1章 自立して対等にして共通―アウスグライヒ体制の構造
第2章 あなたの民族は?―統計と民族
第3章 もしも兵士になったら―軍隊と民族
第4章 役所で―行政と民族
第5章 少数民族系小学校のつくり方―教育と民族
第6章 ユダヤ人ナショナリズムとシオニズム
第7章 アメリカへ、アメリカから―失われた故郷
第8章 民族は比例的に代表されるか―議会と民族
第9章 人類最後の日々―ハプスブルク帝国の崩壊とAONOGAHARA
エピローグ 崩壊そして新たな出発

著者紹介

大津留 厚 (オオツル アツシ)  
1952年、東京都生まれ。1985年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。神戸大学大学院人文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)