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発酵道 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方

出版社名 スタジオK
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-309-90745-1
4-309-90745-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 255P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 幸福の秘訣は発酵にあり!

    発酵を促してくれる微生物の世界を眺めると、「自分らしく」「楽しく」「仲よく」とひたすら自然に素直に働いています。ここから学んだ寺田さんは、「腐敗せずに、発酵すればいいんだ!」と悟り、「正しいことを、正しく行い、その企業に関わるすべての人を幸せにする」酒造りに邁進している! 自然を観察すると経営は自ずと開けてきます。

    (2011年9月3日)

  • 武士道、任侠道、発酵道、「道」とは生き方です

    一口に日本酒といっても、その製造過程と厳密な意味での原料は、多種多様です。それゆえ、作り手の思想(人生哲学)が、どの様な酒を造るかを決定付けます。寺田氏にとって、無農薬米を使うこと、また添加物による即席の酒造りとの決別が、人生のターニングポイントでした。 現在の、「うれしき、楽しき、ありがたき」にいたる人生航路を、寺田本家の酒でも飲みながら、じっくり味わってみてはどうでしょう。一気に読み(呑み)きってしまうでしょう。(茂木正)

    (2008年2月2日)

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商品内容

目次

蔵元に婿入りしたものの
何をやってもうまくいかない
どん底で見えてきたこと
本物の酒を造ろう
微生物って、スゴイ!
微生物が持ち味を発揮するのは?
生命ある食べ物をいただく
微生物をお手本にして
発酵場は、癒しの場
自分をなくす心のあり方
古き叡智との運命的な出会い
微生物が快い方向を示してくれる
微生物が「清潔の弊害」を教えてくれた
発芽玄米酒が大反響を呼ぶ
自然に還ることが、社会の腐敗を止める
自然に還ることが、社会の腐敗を止める
社会も家庭も、腸内環境と同じ
みんなが豊かになる
発酵していくと幸せになる
これからは、いきいきわくわく

出版社
商品紹介

日本一まずい酒「むすひ」をヒットさせた著者が語る「百薬の長」日本酒の不思議世界。腐敗を「発酵」に変える自然の技術とは何か。

おすすめコメント

酒蔵に住む微生物たちを殺して、利益追求に走った愚行に気づき、古来の酒造りで「日本一まずい酒」を造った著者が語る、「腐敗」を「発酵」に変える「百薬の長」、日本酒の不思議世界! 微生物たちの生命から新しい人生が見えてくる。

著者紹介

寺田 啓佐 (テラダ ケイスケ)  
1948年、千葉県生まれ。自然酒蔵元『寺田本家』23代目当主。1974年、300年続く老舗の造り酒屋『寺田本家』に婿入りする。1985年、経営の破綻と病気を機に、自然酒造りに転向。自然に学び、原点に帰った酒造りによる「五人娘」を製造販売する。その後、発芽玄米酒「むすひ」や、どぶろくの元祖「醍醐のしずく」など、健康に配慮したユニークな酒を、次々と商品化し、話題を呼んでいる。酒造業のかたわら、教育や食、環境といった生命にかかわる問題をテーマに、地域貢献に努め、地元の教育委員長や学校給食運営の会長などを歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)