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科学捜査論文「帝銀事件」 法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理

出版社名 東京図書出版会
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-86223-275-5
4-86223-275-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 164P 21cm

商品内容

要旨

帝銀事件は、戦後に起きたまれにみる凶悪事件であり、12名の銀行員等が毒殺された。ほとんどの帝銀事件解説書は画家平沢冤罪説を採っている。毒薬はアセトンシアンヒドリンという持殊なもの、また、犯人は731部隊関係者と考えられた。そして、推理作家松本清張氏は国家陰謀説を主張した。しかし、調査にある「オキシフル」という消毒薬から帝銀事件の全ての不可解なことが分かった。そして、犯人は画家平沢であった。

目次

第1章 帝銀事件
第2章 心理分析
第3章 毒物の特定
第4章 青酸カリウム 2種類の死亡機序
第5章 平沢の受けた拷問
第6章 精神分析 二重人格
第7章 脳科学 「神になる」という病
第8章 前頭葉の異常
第9章 謎を解く鍵「消毒薬オキシフル」
第10章 誤解

著者紹介

中村 正明 (ナカムラ マサアキ)  
1972年東京理科大学薬学部製薬学科卒業。1972年日本化薬株式会社医薬事業本部医薬研究所。1984年株式会社ナック出向。2006年株式会社ナック代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)