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ギリシア劇と能の再生 声と身体の諸相

青山学院大学総合研究所叢書

出版社名 水声社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-89176-721-1
4-89176-721-9
税込価格 4,400円
頁数・縦 295P 22cm

商品内容

要旨

西洋と日本―それぞれの伝統的舞台芸術は、時空を超えていかに融合し、混沌とする現代に甦ったのか…声と身体をテーマに、古典の現代性を示唆しつつ、東西の二つの劇様式の再生の意義と変容を縦横に論考する画期的試み。

目次

第1部 東西を越えた変容(ギリシア悲劇、能、ミサ典礼―ポール・クローデルの劇作術
能「隅田川」とは何か―オペラ「カーリュー・リヴァー」を通して
W.B.イェイツの象徴詩劇における「能」と舞踏の再生)
第2部 古典劇の歴史的現在形(シェイマス・ヒーニーの『アンティゴネー』―『テーベの埋葬』をめぐって
不穏な沈黙の彼方に―M.ツヴェターエワのドラマツルギーにおける身体と声
メーデイア―いまを生きる女たちの物語
アメリカン・アンティゴネー―同時多発テロと哀悼のレトリック)

出版社・メーカーコメント

東西の二つの伝統的演劇は、時空を越えていかに融合し、混沌とする現代に甦ったのか……古典の再生の意義と変容を論考する画期的試み

著者紹介

佐藤 亨 (サトウ トオル)  
1958年、一関市に生まれる。明治大学文学部卒業、青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、青山学院大学経営学部教授。専攻、アイルランド地域・文化研究
中條 忍 (チュウジョウ シノブ)  
1936年、横浜市に生まれる。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。青山学院大学名誉教授。専攻、フランス文学
廣木 一人 (ヒロキ カズヒト)  
1948年、横浜市に生まれる。青山学院大学文学部フランス文学科卒業、青山学院大学大学院文学研究科日本語日本文学専攻博士課程退学。現在、青山学院大学文学部日本文学科教授。専攻、日本中世文学
伊達 直之 (ダテ ナオユキ)  
1961年、武蔵野市に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、英国ヨーク大学博士課程修了(Ph.D.)。現在、青山学院大学文学部准教授。専攻、イギリス文学・文化史
村田 真一 (ムラタ シンイチ)  
1959年、盛岡市に生まれる。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、東京外国語大学大学院外国語学研究科スラヴ系言語専攻修了。現在、上智大学外国語学部ロシア語学科教授。専攻、ロシア演劇、ロシア文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)