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鷺と雪

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-16-328080-6
4-16-328080-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 261P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ここで終わってしまうの?

    この続きが早く読みたい。英子お嬢様と若林はどうなるのか・・・昭和初期のまだ対称ロマンが薫る時代のゆったりとした物語。古きよき時代とはこんな時代のことだったのかも。そしてこんなところでお話が終わってしまうとは(絶句)

    (2009年8月25日)

商品内容

文学賞情報

2009年 第141回 直木賞受賞

要旨

帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー…。良家の令嬢・英子の目に、時代はどう映るのか。昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。

出版社
商品紹介

日本にいるはずのない婚約者が写真に映っていた。英子が解き明かしたからくりは──。そして昭和11年2月、物語は結末を迎える。

おすすめコメント

女子学習院に通う士族令嬢・花村英子と女性運転手〈ベッキーさん〉が活躍するシリーズも、第3弾。ついに完結です。昭和10年秋、廉価で操作が簡単なカメラ〈オリムピック〉が発売され、英子の級友たちもこぞって手に入れた。だが小松子爵家の千枝子が初めて撮影した写真の中に、日本にいるはずのない婚約者が写っていたという。英子はその謎を解決できるのか? そして年も明けた昭和11年の、ある雪の朝。英子は運命の電話をかけてしまう……。時の歯車が動くように、人はただその道を歩むのみ。切なくも劇的な、シリーズの幕切れです。

著者紹介

北村 薫 (キタムラ カオル)  
1949年、埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学在学中はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら、84年、創元推理文庫版日本探偵小説全集を編集部と共同編集。89年、「空飛ぶ馬」でデビュー。91年「夜の蝉」で日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)