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街場のメディア論

光文社新書 474

出版社名 光文社
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-334-03577-8
4-334-03577-9
税込価格 814円
頁数・縦 213P 18cm

商品内容

要旨

テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調―、未曾有の危機の原因はどこにあるのか?「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。

目次

第1講 キャリアは他人のためのもの
第2講 マスメディアの嘘と演技
第3講 メディアと「クレイマー」
第4講 「正義」の暴走
第5講 メディアと「変えないほうがよいもの」
第6講 読者はどこにいるのか
第7講 贈与経済と読書
第8講 わけのわからない未来へ

おすすめコメント

近年、新聞・テレビ・出版といったマスメディアの衰退についての議論が喧しい。その原因として、真っ先に挙げられるのがソーシャルネットワークを含むネットメディアの隆盛だが、はたして原因はそれだけだろうか。マスメディア自身に凋落の因は問えないのだろうか。本書では、マスメディアに内包する問題を検証することによって、日本人の知の不調を浮き彫りにし、それを克服し、乗り越える道筋を明らかにしていく。「アメリカ論」「中国論」「教育論」に次ぐ”街場シリーズ”第4弾。

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞を、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)