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茶 利休と今をつなぐ

新潮新書 392

出版社名 新潮社
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-10-610392-6
4-10-610392-3
税込価格 858円
頁数・縦 239P 18cm

商品内容

要旨

茶を「礼儀作法を学ぶもの」「花嫁修業のため」で片付けるのはもったいない。本来の茶の湯は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の全領域を駆使する生活文化の総合芸術なのだ。なぜ戦国武将たちが茶に熱狂したのか。なぜ千利休は豊臣秀吉に睨まれたのか。なぜ茶碗を回さなくてはいけないのか。死屍累々の歴史、作法のロジック、道具の愉しみ―利休の末裔、武者小路千家の若き異才の茶人が語る。新しい茶の湯論がここに。

目次

第1章 誤解される茶の湯
第2章 茶の湯の歴史を駆け足で
第3章 茶家に生まれて
第4章 利休とは何ものか
第5章 茶席に呼ばれたら
第6章 茶道具エッセンシャル
第7章 深遠なる茶室
第8章 茶事はコミュニケーション

おすすめコメント

茶の湯の怖さを、あなたはまだ知らない。利休の末裔、武者小路千家の若き異能茶人が語る。《内田樹氏感嘆!》茶を「礼儀作法を学ぶもの」「花嫁修業のため」で片付けるのはもったいない。本来の茶の湯は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の全領域を駆使する生活文化の総合芸術なのだ。なぜ戦国武将たちが茶に熱狂したのか。なぜ千利休は豊臣秀吉に睨まれたのか。なぜ茶碗を回さなくてはいけないのか。死屍累々の歴史、作法のロジック、道具の愉しみ――利休の末裔、武者小路千家の若き異才の茶人が語る、新しい茶の湯論がここに。

著者紹介

千 宗屋 (セン ソウオク)  
1975(昭和50)年京都生まれ。本名は千方可。茶道三千家の一つ、武者小路千家十五代次期家元として2003年、後嗣号「宗屋」を襲名。慶應義塾大学大学院修士課程修了(中世日本絵画史)。2008年、文化庁文化交流使に。茶道具のみならず古美術、現代アートにも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)