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だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

講談社学術文庫 2087

出版社名 講談社
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-06-292087-2
4-06-292087-5
税込価格 968円
頁数・縦 198P 15cm

商品内容

要旨

たのしい仕事もあればつらい遊びもある。仕事/遊び、労働/余暇という従来の二分法が意味を消失した現代社会にあって、わたしたちが生きることを支えているものはなにか、それは「働く」ことと「遊ぶ」こととどのようなかかわりがあるのか―。人間性の深みまで掘り下げて労働観・余暇観の歴史にせまり、人間活動の未来像をさぐる、清新な労働論。

目次

第1章 前のめりの生活(“線”としての人生
前のめりの時間意識
ビジネスという感覚)
第2章 インダストリアスな人間(“インダストリー”というエートス
“生産”という鏡
労働の倫理から欲望の戦略へ)
第3章 深い遊び(仕事の貧しさ、遊びの貧しさ
ディープ・プレイ
テレオロジーから離れる)
第4章 “労働”vs“余暇”のかなたへ(“家事”という仕事
“ヴォランティア”というモデル
ホモ・ヴィアトール―あるいは、途上にあるという感覚)
補章 いまひとたび、働くことの意味について

著者紹介

鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ)  
1949年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。関西大学、大阪大学で教授を務める。前大阪大学総長。現在、大谷大学教授。専攻は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)