何もかも憂鬱な夜に
集英社文庫 な54−1
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2012年2月 |
ISBNコード |
978-4-08-746798-7
(4-08-746798-8) |
税込価格 | 616円 |
頁数・縦 | 197P 16cm |
商品内容
要旨 |
施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確定するが、山井はまだ語らない何かを隠している―。どこか自分に似た山井と接する中で、「僕」が抱える、自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、自分の中の混沌が描き出される。芥川賞作家が重大犯罪と死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った長編小説。 |
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出版社・メーカーコメント
芥川賞作家が描く、生と死への希望 刑務官の「僕」は、18歳の時の殺人で死刑判決を受けた山井の担当になる。自分と似た部分を持つ彼に苛立ちと「何か」を感じるが……死刑制度と真摯に向き合う意欲作。(解説/又吉直樹〈ピース〉)