ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
講談社文庫 つ28−12
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2012年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-277224-2
(4-06-277224-8) |
税込価格 | 946円 |
頁数・縦 | 487P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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辻村深月の代表作、待望の文庫化
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おすすめ度
- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
ついに直木賞を受賞した辻村深月。ここ最近、「ツナグ」「本日は大安なり」「水底フェスタ」「オーダーメイド殺人クラブ」など賞レースにノミネートされたり、ドラマ化されたりで勢いがあった。個人的にはその源流は2009年に発表され直木賞候補にもなった本作だと勝手に思っている。映像化はトラブルの為なくなりましたが、原作忠実再現肯定派の私としては、なくなってよかったと感じています。物語の鍵となる場所に富山県高岡市を選んだことや翠の口調に藤子・F・不二雄先生への愛を感じる。終盤、タイトルの意味に気付きそれが語られる場面で母娘の愛に涙する。「ゼロハチゼロナナ」ではなく「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」
(2012年8月15日)
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商品内容
要旨 |
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。 |
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出版社・メーカーコメント
お母さん、これはひどい−−。母と娘。それは切っても切れない息苦しい繋がり。母を刺し、行方をくらました幼なじみは今どこにいる?