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危機の憲法学

出版社名 弘文堂
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-335-35539-4
4-335-35539-4
税込価格 4,510円
頁数・縦 449P 22cm

商品内容

要旨

「危機」は、これまで伏在していた憲法理論上の諸問題を顕在化させた。憲法学界を代表する執筆陣がこれら難題に正面から挑み、“ポスト3.11”のアクチュアルな憲法原理論の構築に寄与しようとする、果敢な試み。

目次

「危機」への知の対応―16世紀と20世紀:2つの例
統治のヒストーリク
決定‐アーカイヴズ‐責任―“3.11”と日本のアーカイヴァル・ポリティクス
執政・行政・国民―フランス原子力安全規制を素材として
危機・憲法・政治の“Zone of Twilight”―鉄鋼所接収事件判決におけるジャクソン補足意見の解剖
国家緊急権論と立憲主義
世代間の均衡と全国民の代表
危機と国民主権―基盤のゆらぎと選挙
原子力災害と知る権利―危機における情報公開と危機対応の検証の観点から
表現の不自由と日本“社会”
公教育における平等と平等における公教育の意味―「フクシマ」のスティグマ化に抗して
生存・「避難」・憲法
既得権と構造改革―「危機」は財産権の制限を正当化するか
憲法9条・考

著者紹介

奥平 康弘 (オクダイラ ヤスヒロ)  
1929年生まれ。東京大学名誉教授
樋口 陽一 (ヒグチ ヨウイチ)  
1934年生まれ。東北大学・東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)