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保守とは何か

文春学藝ライブラリー 思想 2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-16-813002-1
4-16-813002-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 395P 16cm

商品内容

要旨

人は「保守」的にしか生きられない。過去にたいする信頼の上に生きている人間に「見とほし」は必要ない。「自分が居るべきところに居るといふ実感」、その宿命感だけが人生を支えている―福田恆存の思想のエッセンスを凝縮したアンソロジー。

目次

1 「私」の限界(一匹と九十九匹と―ひとつの反時代的考察
近代の宿命 ほか)
2 「私」を超えるもの(民衆の生きかた
快楽と幸福 ほか)
3 遅れてあること、見とほさないこと(私の保守主義観
伝統にたいする心構―新潮社版「日本文化研究」講座のために ほか)
4 近代化への抵抗(世俗化に抗す
伝統技術保護に関し首相に訴ふ ほか)
5 生活すること、附合ふこと、味はふこと(消費ブームを論ず
附合ふといふ事 ほか)

著者紹介

福田 恆存 (フクダ ツネアリ)  
1912(大正元)年、東京本郷に生れる。東京大学英文科卒業。中学教師、雑誌編集者、大学講師などを経て、文筆活動に入る。評論、劇作、翻訳の他、チャタレイ裁判では特別弁護人を務め、自ら劇団「雲」(後に「昴」)を主宰し、国語の新かな、略字化には生涯を通じて抗した。1956(昭和31)年、ハムレットの翻訳演出で芸術選奨文部大臣賞を受ける。1994(平成6)年、没
浜崎 洋介 (ハマサキ ヨウスケ)  
1978年生れ。文藝批評家。東京工業大学、日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)