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日本人の心のかたち

角川SSC新書 201

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-04-731624-9
4-04-731624-5
税込価格 858円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

日本人は特殊で素晴らしい。両行と不二の間を行ったりきたりしながら、つねに直観的かつ柔らかな思考で、物事に対処してきた人々だからである。だからこそ、押し付けられたグローバリズム的思考ではなく、古来より培われてきた日本人の心の基本形へ、もう一度立ち返るべきではないだろうか。東日本大震災の経験を通じ明らかになった、日本人に残る文化的土壌とローカリズムの重要性を説く。

目次

章前(行き過ぎた合併と、郵政の分業
「はたらく」という言葉 ほか)
第1章 「仕合わせ」と「さいわい」の国―産霊の力への渇仰(この国の心のかたち
世界で唯一、正坐する民族 ほか)
第2章 両行という思想(生成の原理、太極図
儒教と道教の両行 ほか)
第3章 「不二」の思想(身心という「不二」
自在に出入りする「たましい」 ほか)
第4章 結びに代えて(心に完成はない
心の柔軟体操 ほか)

著者紹介

玄侑 宗久 (ゲンユウ ソウキュウ)  
1956年福島県三春町生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。さまざまな仕事を経て、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年「中陰の花」で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)