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定本荒巻義雄メタSF全集 第4巻

聖シュテファン寺院の鐘の音は

出版社名 彩流社
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-7791-2102-9
4-7791-2102-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 485,7P 20cm
シリーズ名 定本荒巻義雄メタSF全集

商品内容

要旨

第1回配本の『白き日旅立てば不死』の14年後の世界が描かれた長編小説。荒巻ファンには、「白樹シリーズ」として知られている。永遠の恋人であるソフィーを求めて、ウィーン、そして“異界”を彷徨う主人公・白樹直哉の行く先は…。純文学とSF作品の間わ行き来しているかのごとき傑作が完全版で!

目次

聖シュテファン寺院の鐘の音は
ある晴れた日のウィーンは森の中にたたずむ
エリート文学SF―ディック「高い城の男」に関するノート

著者紹介

荒巻 義雄 (アラマキ ヨシオ)  
1933年、小樽生まれ。早稲田大学第一文学部、北海学園大学短期大学部土木科卒業。家業を継ぐために帰郷したのち、1965年に北海道SFクラブの同人誌『CORE』創刊時より参加。1970年、独自のSF論「術の小説論―私のハインライン論」を引っさげた硬派の評論家として、また思弁小説(スペキュラティヴ・フィクション)、転じてはメタSFの書き手として『SFマガジン』に華麗なデビューを飾り、欧米の先端的ニューウェーヴSFと共振する傑作群を次々と書き上げた
巽 孝之 (タツミ タカユキ)  
1955年、東京生まれ。アメリカ文学者、SF評論家。日本SF作家クラブ会員。現在、慶應義塾大学文学部教授。コーネル大学大学院修了(Ph.D、1987)。主著に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)、Full Metal Apache(Durham:Duke UP、2006、2010年度IAFA「国際幻想芸術学会」学術部門賞)ほか。編著に『日本SF論争史』(勁草書房、2000年、第21回日本SF大賞)、編訳書にダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(トレヴィル/水声社、1991年/2001年、第2回日本翻訳大賞思想部門賞)ほか多数
三浦 祐嗣 (ミウラ ユウジ)  
1953年、札幌生まれ。SF研究家。北海道大学工学部卒業。1976年に北海道新聞社に入社し、編集委員、文化部長などを務め、2013年2月に退職。イスカーチェリSFクラブ元会長。第12回日本SF大会「EZOCON」実行委員長。短編「軌道交差」で第1回SFファンジン大賞(創作部門)を受賞。全日本中高年SFターミナル同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)