日本人が知らない漁業の大問題
新潮新書 612
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-10-610612-5
(4-10-610612-4) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 191P 18cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) 寿司や刺身を例に出すまでもなく、魚食の文化は日本人の生活に深く溶け込んでいる。だが、それを支える日本の漁業は今、危機的状況にある。しばしば報道されるマグロやウナギの規制問題ではない。漁業の担い手の不足、若者の魚離れ、輸出への依存、効率化を過剰に求める政策、スーパーに並ぶ魚の画一化など、このままで行けば日本の漁業の消滅、先祖から受け継がれてきた魚食文化の崩壊につながりかねない大問題が山積しているのである。本書は、そうした深刻な構造問題をつぶさに指摘、データや具体事例を交えながら徹底検証している。著者は、水産物流通を専門とする水産学者で、現在、鹿児島大学水産学部教授。 |
商品内容
要旨 |
マグロやウナギが規制されると、日本の食文化が守れない?そんなの漁業の本当の危機じゃない。年々衰退し続ける漁の現場、揺らぐ卸売市場流通、定番商品ばかりの小売の店頭、ブランドや養殖への過剰参入、的外れの政策のオンパレード、そして失われゆく魚食文化…新聞やテレビでは報じられない、日本漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。余命数十年ともいわれる漁業と魚食の今とは―。 |
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目次 |
1 漁業は誰のためのものか |
おすすめコメント
誰が漁業を殺すのか。「魚食」廃れて国滅ぶ――。衰退し続ける漁の現場、揺らぐ流通・小売と魚食文化、的外れの政策……新聞やテレビでは報じられない、漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。