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カブトガニの謎 2億年前から形を変えず生き続けたわけ

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-416-11535-0
4-416-11535-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 143P 20cm

商品内容

目次

序章 カブトガニを守る意味(笠岡の海を救え!
笠岡でのカブトガニ保護活動)
1章 カブトガニの進化をさぐる(カブトガニの進化と地質年代
カブトガニの祖先は三葉虫 ほか)
2章 カブトガニの体のひみつ(カブトガニの体のつくり
カブトガニはカニじゃない! ほか)
3章 カブトガニの産卵(産卵時期は夏の大潮
産卵泡は始まりの合図 ほか)
4章 カブトガニの発生と成長(大きくなる卵の不思議
幼生の成長を追う ほか)
5章 謎多きカブトガニの生態(カブトガニの棲んでいる場所
生命をはぐくむ干潟 ほか)

出版社
商品紹介

生きた化石といわれるカブトガニ。不思議な形状をした体の仕組みやその暮らし、守るべき環境等、カブトガニのいろいろを解説。

おすすめコメント

4億年前から細々と生きてきたカブトガニ。恐竜は約6500年前に絶滅してしまいましたが、カブトガニは強い生命力で昔の形のまま現在も生息し、シーラカンス同様「生きる化石」と言われています。教科書にも登場する「カブトガニ」ですが、その奇妙な容姿である理由や形が変化しなかった訳、いったいどんな生活をしているのかなど、謎いっぱいの生き物です。また、青い色をしたカブトガニの血液は、その成分が毒素の検査薬に使われるようになり人間にとって欠かせない生き物にもなってきました。そんな、カブトガニにまつわるいろいろな謎や不思議を紹介します。日本に生息するカブガニはおよそ4000匹で、年々数が減っている状況です。カブトガニ繁殖地として昭和初期に天然記念物に指定されている岡山県の笠岡市では、早くからカブトガニの保護に努めてきました。カブトガニが生息できる環境とは、カブトガニが繁殖できいる美しい海を守っていく活動などを紹介します。

著者紹介

惣路 紀通 (ソウジ ノリミチ)  
1956年、山口県光市に生まれる。別府大学研究課程卒。1980年、同大学生物学研究生の時、別府湾のカブトガニ生息調査を行い、九州東海岸において初めてカブトガニの生息地を発見する。1982年、笠岡市立カブトガニ保護センターに着任。現在、同市立カブトガニ博物館館長。日本古生物学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)