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なぜ犬はあなたの言っていることがわかるのか 動物にも“心”がある

出版社名 講談社
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-06-215309-6
4-06-215309-2
税込価格 2,090円
頁数・縦 380P 19cm

商品内容

要旨

コロニーを持ち帰りすぎて、車庫に車が入らなくなったアリ研究者、資金難で豆腐が主食のオウム研究者、子オオカミと添い寝する動物行動学者。一風変わった(そして動物愛あふれる)学者たちの努力と情熱で、動物たちの知性、感情、心のありかが次々発見されていく!

目次

動物の知力
アリの教師
魚たちの間で
脳ある鳥
オウムの鳴き声を翻訳する
ラットの笑い声
ゾウの記憶
イルカの教育
イルカの野生
チンパンジーであることの証
犬とオオカミ
同じ惑星に生きる

出版社
商品紹介

犬、オウム、イルカ、チンパンジー、ゾウなど、親しみやすい動物たちが何を考えているのか、動物の心を解き明かす驚きの研究を追う。

おすすめコメント

魚になるってどんな感じだろう、と考えたことはあるだろうか。あるいはオウムやイルカ、ゾウになることは? 彼らは私たちと同じように考え、悲しみ、愛情を持つのだろうか? 科学者たちはいま、この疑問に答えようとしている。最新の研究によって、アリが教育すること、ラットはくすぐられるとよろこぶこと、犬が1000語ものボキャブラリーを持ち、インコは寝ている間に歌を習得することが次々明らかになってきた。本書は動物の行動、思考、認知能力を地道に探る研究者たちを追うことで、動物の“心”のありようを解き明かそうと試みる。筆者はアメリカ、日本、ベネズエラ、コスタリカ、オーストラリア、ドイツ、イギリス、ハンガリー、オーストリア、ケニアと、世界中の研究者と現場を取材。身近な生き物たちの持つ驚くべき知性の発見によって、「動物は本能のままに生きる劣った存在」だとする古い概念が覆される過程をたどっていく。動物は何を、どのように考えているのか? 動物の心という未知の領域に足を踏み入れ、同じ地球に暮らす私たちと彼らの絆に新たな視点をもたらす一冊。天才ヨウムのアレックス、京大霊長類研究所のチンパンジーなど、世界的に有名な動物も登場する。「感動的かつ刺激的。巧みな話術が用いられ、ときに胸がしめつけられる」(ワシントン・ポスト)と評された。

著者紹介

モレル,ヴァージニア (モレル,ヴァージニア)   Morell,Virginia
科学ジャーナリスト。カリフォルニア州生まれ。1990年から『サイエンス』誌の記者を務め、20年以上にわたり生物学者、人類学者、古生物学者などさまざまな分野の科学者の研究にかかわり、科学の最先端を追ってきた
庭田 よう子 (ニワタ ヨウコ)  
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)