• 本

きっとあなたは、あの本が好き。 連想でつながる読書ガイド

出版社名 立東舎
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-8456-2749-3
4-8456-2749-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 255P 19cm

商品内容

要旨

10人の作家・翻訳家・書評家が、とっておきの本をお教えします。

目次

1 村上春樹が気になる人に―現代日本からアジア、アメリカへ(都甲幸治×武田将明×藤井光)
2 ルイス・キャロルが気になる人に―あえて男だらけでアリスを読む(都甲幸治×武田将明×藤井光)
3 大島弓子が気になる人に―文化系女子の流れ(都甲幸治×藤野可織×朝吹真理子)
4 谷崎潤一郎が気になる人に―禁断の愛いろいろ(都甲幸治×藤野可織×朝吹真理子)
5 コナン・ドイルが気になる人に―小説のなかにあるたくさんの「謎」(都甲幸治×和田忠彦×石井千湖)
6 J.R.R.トールキンが気になる人に―ファンタジー初めの一歩(都甲幸治×阿部賢一×岡和田晃)
7 伊坂幸太郎が気になる人に―映画化されたベストセラー(都甲幸治×阿部賢一×江南亜美子)
8 太宰治が気になる人に―ダメ人間の生態(都甲幸治×阿部賢一×江南亜美子)

おすすめコメント

10人の作家・翻訳家・書評家が、とっておきの本を紹介する読書ガイドが登場! 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の翻訳で知られる都甲幸治を中心に、芥川賞作家や翻訳家、書評家たちが集まって、ヨーロッパやアメリカから日本まで、不朽の名作からベストセラーまで、縦横無尽に語り尽くします。共通点は、読んで面白かったこと、という一点のみ。トールキンなんかのファンタジーからホームズものなどのミステリー、それから、日本近代文学の王者、谷崎潤一郎や太宰治まで。伊坂幸太郎の青春や『不思議の国のアリス』の少女ワールド、そして江國香織から村上春樹まで。大島弓子や萩尾望都についても熱く語ります。

出版社・メーカーコメント

【CONTENTS】 ■1 村上春樹が気になる人に 現代日本からアジア、アメリカへ    都甲幸治・武田将明・藤井光 《登場作家》 村上春樹/古井由吉/カズオ・イシグロ/イーユン・リー/高橋源一郎/レイモンド・カーヴァー/中上健次など ■2 ルイス・キャロルが気になる人に あえて男だらけでアリスを読む    都甲幸治・武田将明・藤井光 《登場作家》ルイス・キャロル/嶽本野ばら/アンジェラ・カーター/スティーヴン・ミルハウザー/トルーマン・カポーティなど ■3 大島弓子が気になる人に 文化系女子の流れ    都甲幸治・藤野可織・朝吹真理子 《登場作家》大島弓子/萩尾望都/ミランダ・ジュライ/中原昌也/ケリー・リンクなど ■4 谷崎潤一郎が気になる人に 禁断の愛いろいろ    都甲幸治・藤野可織・朝吹真理子 《登場作家》谷崎潤一郎/ウラジーミル・ナボコフ/三島由紀夫/江國香織/オスカー・ワイルドなど ■5 コナン・ドイルが気になる人に 小説のなかにあるたくさんの「謎」    都甲幸治・和田忠彦・石井千湖 《登場作家》コナン・ドイル/伊藤計劃/レイモンド・チャンドラー/田中小実昌/トマス・ピンチョン/ウンベルト・エーコなど ■6 J・R・R・トールキンが気になる人に ファンタジー初めの一歩    都甲幸治・阿部賢一・岡和田晃 《登場作家》J・R・R・トールキン/C・S・ルイス/ミハル・アイヴァス/ロード・ダンセイニ/ル=グウィン/ラブクラフト/ジュノ・ディアスなど ■7 伊坂幸太郎が気になる人に 映画化されたベストセラー    都甲幸治・阿部賢一・江南亜美子 《登場作家》伊坂幸太郎/ハニフ・クレイシ/アーヴィン・ウェルシュ/ウィリアム・バロウズ/チャック・パラニューク/カズオ・イシグロなど ■8 太宰治が気になる人に ダメ人間の生態    都甲幸治・阿部賢一・江南亜美子 《登場作家》太宰治/又吉直樹/タオ・リン/ジャン・コクトー/チャールズ・ブコウスキーなど

著者紹介

都甲 幸治 (トコウ コウジ)  
1969年福岡県生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授
武田 将明 (タケダ マサアキ)  
1974年東京都生まれ。イギリス文学研究者、東京大学大学院総合文化研究科准教授
藤井 光 (フジイ ヒカル)  
1980年大阪府生まれ。翻訳家、同志社大学文学部英文学科准教授
藤野 可織 (フジノ カオリ)  
1980年京都府生まれ。小説家。2006年「いやしい鳥」(文藝春秋)で第103回文學界新人賞、2013年「爪と目」(新潮社)で第149回芥川賞、2014年『おはなしして子ちゃん』(講談社)で第2回フラウ文芸大賞
朝吹 真理子 (アサブキ マリコ)  
1984年東京都生まれ。小説家。2009年、『流跡』でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、『きことわ』(どちらも新潮社)で第144回芥川賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)