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混ぜる教育 80カ国の学生が学ぶ立命館アジア太平洋大学APUの秘密

出版社名 日経BP社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-8222-3650-2
4-8222-3650-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 391P 19cm

商品内容

要旨

九州・別府に誕生した、留学生50%の超グローバル大学が、日本の未来の「お手本」になる。

目次

序章 「混ぜる大学」が日本を救う。
第1章 日本人学生と外国人学生を混ぜる。
第2章 授業を混ぜる。学問を混ぜる。
第3章 教員と職員を混ぜる―「混ぜるマネジメント」
第4章 大分・別府と世界を混ぜる。
第5章 企業と大学、日本と世界を混ぜる。
解説 「Only is not lonely」な若者たちが育つ庭

おすすめコメント

九州・別府の温泉街に誕生した、外国人が半分を占めるスーパーグローバル大学が、日本の未来のお手本になる。全学生6000人の半分が80カ国から集まった外国人。教員も半分が外国人。授業は、日本語と英語の2本立て。卒業する頃には、日本人学生も外国人学生も、日本語+英語+αのバイリンガルとなり、日本で世界で活躍する。そんな夢みたいな大学が九州大分県別府市の温泉街のハズレの山の上にあります。その名は立命館アジア太平洋大学。通称APU。2000年の開学以来、日本の大学のグローバル化の先陣を切って、文字通り国際的な教育環境のもと、グローバルな人材を次々と生み出してきました。APUの成功の秘密。それは「混ぜる」ことにありました。日本人学生と外国人学生を混ぜて、一緒に学ぶ、一緒に暮らす。学生と教員とを混ぜて、参加型の授業を行う。教員と職員とを混ぜて、大学を企業以上にダイナミックな改革組織にする。さまざまな学問を混ぜて、新しい研究領域を開拓する。大学と地元とを混ぜて、世界からお客さんが集まる地方創生のお手本に。大学と企業とを混ぜて、優秀な海外の学生を集めるための奨学金を用意し、さらには産学連携を行う。「象牙の塔」としばしば評される大学は、これまで社会や市場と混ざろうとしませんでした。また日本の大学の場合、世界と混ざるスピードも遅れていました。では、なぜAPUだけが、あらゆる意味で「混ぜる」ことに成功したのか? 本書は1年以上に渡り、関係者100人以上にインタビューを行い、APUの「混ぜる教育」の秘密に迫ります。時代のキーワード、グローバリゼーションも、ダイバーシティも、「混ぜる」ことです。世界と混ぜる。多様なひとたちと混ぜる。本書は大学案内本ではありません。日本社会や日本企業に欠けている、グローバリゼーションやダイバーシティをどうやったら実現できるのか、APUの成功をケーススタディにして学ぶ「混ぜる教育」の教科書です。巻末には、早くからAPUの「混ぜる教育」に注目してきた、糸井重里さんの「解説」が! こちらも読み応えたっぷりです。

著者紹介

崎谷 実穂 (サキヤ ミホ)  
フリーランスライター。北海道生まれ。お茶の水女子大学卒。人材系企業の制作部で求人広告や企業パンフレットのコピーライティングを経験した後、広告会社に転職。新聞の記事広告の仕事を専属で担当し、100名以上の著名人・タレントなどに取材。独立後はビジネス系の記事、書籍のライティング・編集を中心に活動
柳瀬 博一 (ヤナセ ヒロイチ)  
日経ビジネスチーフ企画プロデューサー。静岡県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。88年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社後、日経ビジネス編集部、日経ロジスティクス編集部、開発部を経て出版局。2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)