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水力発電が日本を救う 今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-492-76228-8
4-492-76228-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 190P 19cm
シリーズ名 水力発電が日本を救う

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要旨

東日本大震災以降、日本の電力エネルギーは、再生可能エネルギーの比率を上げるなど、多様性を確保する工夫が求められているといえる。再生可能エネルギーにはいくつかの選択肢があるが、どうしても太陽光発電に目が向きがちだ。しかし、忘れてはならないのが、古くからあるダムによる水力発電である。本書では、巨大ダムを増設するのが困難なために今以上に発電量を増やせないと思われている水力発電について、実はその潜在力が十分に発揮されていないことを指摘。既存のダムの使い方を工夫することで、コストのかからない純国産エネルギーが100年後、200年後にも変わらず確保できると主張している。著者は、長年建設省・国土交通省でダム・河川事業に携わり、現在は日本水フォーラム事務局長を務めている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年09月21日]

商品内容

要旨

発電設備のないダムにも発電機を付けるなど既存ダムを徹底活用せよ!―持続可能な日本のための秘策。世界でもまれな「地形」と「気象」でエネルギー大国になれる!

目次

序 一〇〇年後の日本のために
第1章 なぜ、ダムを増やさずに水力発電を二倍にできるのか
第2章 なぜ、日本をエネルギー資源大国と呼べるのか
第3章 なぜ、日本のダムは二〇〇兆円の遺産なのか
第4章 なぜ、地形を見ればエネルギーの将来が分かるのか
第5章 なぜ、水源地域が水力発電事業のオーナーになるべきなのか
第6章 どうすれば、水源地域主体の水力発電は成功できるのか
終章 未来のエネルギーと水力発電

おすすめコメント

ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』の著者、待望の書き下ろし。日本のエネルギー問題は、世界でもまれな「地形」と「気象」と「既存ダム」で解決できる! 未来に希望が持てる、目からウロコの新経済論。新規のダム建設は不要! 発電施設のないダムにも発電機を付けるなど、既存ダムを徹底活用せよ 持続可能な日本のための秘策。☆著者の言葉 「日本のダムは、ちょっと手を加えるだけで、現在の水力発電の何倍もの潜在力を簡単に引き出せる――。この事実を、今、日本の人々に伝えることが、数少なくなった「水力のプロ」としての私の義務であると考えています」

著者紹介

竹村 公太郎 (タケムラ コウタロウ)  
1945年生まれ。1970年、東北大学工学部土木工学科修士課程修了。同年、建設省入省。以来、主にダム・河川事業を担当し、近畿地方建設局長、河川局長などを歴任。2002年、国土交通省退官後、リバーフロント研究所代表理事を経て、現在は日本水フォーラム事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)