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徹底調査子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃

文春新書 1092

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-16-661092-1
4-16-661092-9
税込価格 858円
頁数・縦 227P 18cm

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要旨

「6人に1人の子どもが貧困状態にある」。これは、まぎれもなく世界第3位の経済大国・日本の話だ。しかし、この問題を身近な「ジブンゴト」として考えている人はさほど多くないだろう。本書では、こうした現状を表すさまざまなデータを挙げながら、子どもの貧困問題が税収減少や社会保障費の増大を生むだけでなく、貧困の連鎖のせいで将来にわたる国力低下に結びつくことを指摘する。その上で、生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親家庭の当事者へのインタビュー、海外の事例などをもとに、これからの日本にどんな対策が必要かを提言している。なお本書は、著者である日本財団子どもの貧困対策チームが2015年12月に発表した「子どもの貧困の社会的損失推計レポート」に新たな仮説などを加筆したものである。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年10月25日]

商品内容

要旨

六人に一人いるとされる「子供の貧困」を放置すると、年間約四〇兆円が失われ、国民一人ひとりの負担が増える!「かわいそう」では済まされない日本の最重要課題を、データ分析、当事者インタビュー、学術研究の紹介から国内外の先進的な取組みまで、包括的に論じつくす。

目次

第1章 子どもの貧困大国・日本
第2章 子どもの貧困がもたらす社会的損失
第3章 当事者が語る「貧困の現場」
第4章 貧困から抜け出すために
第5章 貧困対策で子どもはどう変わるのか
第6章 子どもの貧困問題の解決にむけて

おすすめコメント

6人に1人の子どもが貧困という日本社会。他人事だと放置すれば、43兆円が失われ、政府負担も16兆円増える――! 「現在15歳の子ども1学年だけでも、社会が被る経済的損失は約2.9兆円に達し、政府の財政負担は1.1兆円増加する」という衝撃的なレポートが、日本財団より発表されました。貧困によって学ぶチャンスを奪われた子どもたちは職業選択の自由を奪われ、回りまわって国の税収入は減ってしまいます。社会保障の「支え手」と期待されている若者たちが、「受け手」になってしまえば、日本国の予算は益々悪化してしまうでしょう。子どもの貧困は「かわいそう」などという感情的な問題だけではなく、私たち一人ひとりの生活を直撃する重大な社会問題なのです。本書では、すでに発表された経済的インパクトに関するレポートを丁寧に解説することに加え、新たに調査対象である生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親家庭の当事者たちへインタビューを行いました。国内外での取り組み事例の紹介、日本が取るべき対策にまで踏み込みます。