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和歌(うた)が伝える日本の美のかたち

出版社名 書肆フローラ
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-901314-24-4
4-901314-24-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 154P 21cm

商品内容

要旨

私たちは詠んできた、精緻なことばの工芸品―和歌に嵌め込まれた、日本の美の定型を詳しく知らせる、味わうときも歌作りにも役立つエッセイ。

目次

1 季節の和歌(深山には松の雪だに消えなくに都は野辺の若菜つみけり/詠人知らず
大空は梅の匂ひにかすみつつくもりもはてぬ春の夜の月/藤原定家
山里の春の夕暮来てみれば入相の鐘に花ぞ散りける/能因
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山/持統天皇
いつとても惜しくやはあらぬ年月をみそぎに捨つる夏の暮かな/藤原俊成 ほか)
2 冷泉家の和歌(共通の季節感に浸る
春を詠む
暮れゆく春

五月雨のころ ほか)

著者紹介

冷泉 貴実子 (レイゼイ キミコ)  
昭和22年、冷泉家第24代為任の長女として京都市に生まれる。第25代為人夫人。京都女子大学文学部東洋史学科(日本史)卒業。同大学院修士課程修了(日本史専攻)。現在、公益財団法人冷泉家時雨亭文庫常務理事。冷泉家和歌会で冷泉流歌道を指導、各地でも和歌に関する講演などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)