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イノセント・デイズ

新潮文庫 は−68−1

出版社名 新潮社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-10-120691-2
4-10-120691-0
税込価格 880円
頁数・縦 467P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 物語は刑務所の独房から始まります。
    死刑執行を告げる刑務官の声。
    田中幸乃(30)は、元恋人に対するストーカー行為の末、
    アパートに放火をし、
    元恋人の妻と双子の娘を殺害した罪で死刑を宣告されました。
    なぜ彼女は凶行に至ったのか、
    事件の背景にはなにがあったのか、
    産科医、幼馴染、中学時代の親友、義姉、元恋人の友人、刑務官など、
    彼女の人生のそれぞれの時代に関係のあった人物の目を通して描かれます。
    生まれてから死刑宣告を受けるまでの人生、、、。
    読んでいてものすごくキリキリするのです。

    展開は非常に静かなのですが、
    大きく心を動かされる1冊です。
    痛みを伴う読書でした。

    (2017年10月25日)

商品内容

要旨

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。日本推理作家協会賞受賞。

おすすめコメント

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。

著者紹介

早見 和真 (ハヤミ カズマサ)  
1977(昭和52)年、神奈川県生れ。2008(平成20)年、『ひゃくはち』で作家デビュー。’15年、『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)