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ヒトラーの裁判官フライスラー

出版社名 白水社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-560-09539-3
4-560-09539-6
税込価格 3,740円
頁数・縦 319,52P 20cm

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商品内容

要旨

独裁者に仕えた「血の裁判官」の実相に迫る!ナチス抵抗運動の青年グループ「白バラ」の被告人をはじめ、無数の死刑判決を下した「人民法廷」長官の生涯、ヒトラー体制下と戦後ドイツの司法界の闇を暴く、戦慄の書。著者特別寄稿「記憶と忘却について日本語版読者の皆さまへ」、「死刑判決文」・図版・史料多数収録。

目次

プロローグ ある死刑判決―またはローラント・フライスラー第二のキャリア
第1章 祝典
第2章 カッセル生まれの弁護士
第3章 一つの民族、一つの帝国、一人の総統、そして一つの司法
第4章 国務長官兼著述家
第5章 裏切り者と民族の敵
第6章 政治の一兵卒
第7章 民族の名において
第8章 七月二〇日
第9章 終焉
第10章 ゼロ時間に非ず

おすすめコメント

独裁者に仕えた「血の裁判官」の実相に迫る! ローラント・フライスラーは、ナチス政権下で政治犯罪を扱う国家最高審「人民法廷」で長官を務め、無数の死刑判決(ほとんどが見せしめ裁判)を下した、悪名高き人物だ。本書は、新史料や司法関連文書に基づいて、独裁者に仕えた「血の裁判官」フライスラーの実相に迫り、ヒトラー体制下と戦後ドイツの司法界の闇を暴く、戦慄の書だ。歴史的な裁判として、ナチス抵抗運動の青年グループ「白バラ」の被告人たち、1944年7月20日の「ヒトラー暗殺未遂事件」の被告人たちに、死刑判決を下し、即時執行……という顛末を再現する。時には被告人のベルトやネクタイを取り上げ、容赦なく貶め、感情的な大声で罵倒したというフライスラーは、1945年2月、人民法廷の中庭を横切っていた際、ベルリン空襲の爆弾の破片が直撃し、急死する。本書は、ナチス・ドイツにおいて司法の独立性が奪われ、政治の道具になっていく経緯とその恐るべき帰結を鮮烈に描き出し、現代にも問いかける意味は重い。著者はドイツの高名なジャーナリスト。著者特別寄稿「記憶と忘却について 日本語版読者の皆さまへ」と、「死刑判決文」・史料多数を収録。

著者紹介

オルトナー,ヘルムート (オルトナー,ヘルムート)   Ortner,Helmut
1950年、ドイツ・ゲンドルフ生まれ、ジャーナリスト、編集者、著述家。オッフェンバハ・アム・マイン造形大学に進学。ダルムシュタット専門単科大学で社会教育学と犯罪学を専攻。1978年以降、多数の著作を刊行
須藤 正美 (ストウ マサミ)  
1956年生まれ。東京都立大学(現在の首都大学東京)人文学部博士課程単位取得満期退学。ドイツ文学、特にカフカをはじめとするユダヤ系文学者の作品、ドイツ人とユダヤ人の関係史などを研究。早稲田大学(2010年まで)、中央大学、明治大学、慶應大学などで講師を務める傍ら、文芸・実務翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)