• 本

韓国新大統領文在寅とは何者か 変わる日韓関係を読む

出版社名 祥伝社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-396-61608-3
4-396-61608-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 270P 19cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

2017年5月9日、韓国では朴槿恵(パククネ)前大統領の弾劾・罷免に伴う大統領選挙が行われ、進歩派(革新)政党・共に民主党代表の文在寅(ムンジェイン)氏が勝利、翌10日に第19代大韓民国大統領に就任した。朴槿恵氏の不祥事によるきわめて急な政権交代だったこともあり、日本では文新大統領の人となりや政治信条について詳しく知る人は少ないのではないだろうか。ただ、盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の側近だったことなどから「反日・反米・親北」というイメージが一人歩きしているきらいがある。本書では、これまで日本とほとんど接点を持たないまま韓国大統領となった文在寅氏の実像に迫っている。どんな生い立ちでどのように政治の道に入ったのか、盧武鉉氏との関係、本当に「反日」なのか、などの疑問に答えながら、日韓関係のこれまでの経緯と今後についても触れている。著者は毎日新聞論説委員で前ソウル支局長。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年07月19日]

商品内容

要旨

朴槿恵前大統領の罷免という混乱のあと韓国民が選んだのは、果たしてどのような人物か。慰安婦問題に関する日韓合意をめぐって、冷え切った日韓関係はどこへ向かうのか。毎日新聞前ソウル支局長の著者が、豊富な取材経験と韓国の現代史から新大統領について解説する。

目次

1 新大統領文在寅(文在寅とは何者か
朴槿恵が弾劾された理由
なぜ、韓国大統領は不幸な末路をたどるのか)
2 韓国の外交戦略はどう変わるか(もはや「北」は脅威ではない
「反日」の実態とは
「脱日」した韓国
慰安婦問題のゆくえ
米中の間で苦悩する韓国)
3 韓国社会を理解するためのキーワード(なぜ、韓国の裁判所は理解不能な判決を出すのか
新大統領を苦しめる社会分断
財閥へのあこがれと敵意
韓国の見せる現実主義の顔)

出版社・メーカーコメント

緊急出版 慰安婦像問題、対北朝鮮政策…… 「親北・反日」? その実像を探る 日韓関係は悪化の一途をたどるのか? なぜ、歴代大統領は 悲惨な末路をたどるのか 新大統領の「親北・反米・反日」は本物か/「盧武鉉の影法師」と呼ばれた文在寅/なぜ、朴槿恵は弾劾されたのか/憲法よりも上にある「国民情緒法」とは/韓国人の南北統一への意識/新大統領を苦しめる韓国社会の分断/財閥へのあこがれと敵意 2017年5月10日 韓国で文在寅大統領が誕生した。朴槿恵前大統領の罷免という混乱のあと 韓国民が選んだのは、果たしてどのような人物か。慰安婦問題に関する日韓合意をめぐって、冷え切った日韓関係はどこへ向かうのか。毎日新聞前ソウル支局長の著者が、豊富な取材経験と韓国の現代史から 新大統領について解説する。

著者紹介

澤田 克己 (サワダ カツミ)  
毎日新聞論説委員・前ソウル支局長。1967年埼玉県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。在学中、延世大学校(ソウル)で韓国語を学ぶ。1991年毎日新聞社入社。政治部などを経てソウル特派員を計8年半、ジュネーブ特派員を4年。2013年からソウル支局長を務め、2015年より現職。2011〜12年に神戸大学大学院客員教授、2016年から慶應義塾大学非常勤講師を兼任。著書に『韓国「反日」の真相』(文春新書、アジア・太平洋賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)