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歌うカタツムリ 進化とらせんの物語

岩波科学ライブラリー 262

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-00-029662-5
4-00-029662-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 202P 19cm

商品内容

文学賞情報

2017年 第71回 毎日出版文化賞受賞

要旨

なんだか地味でパッとしないカタツムリ。しかし、生物進化の研究においては欠くべからざる華だった。偶然と必然、連続と不連続…。木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ、行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと、カタツムリの進化を重ねて描き、らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる。

目次

1 歌うカタツムリ
2 選択と偶然
3 大蝸牛論争
4 日暮れて道遠し
5 自然はしばしば複雑である
6 進化の小宇宙
7 具と麻雀
8 東洋のガラパゴス
9 一枚のコイン

おすすめコメント

行きつ戻りつしながらも前進していく研究の営みと、カタツムリの進化を重ねた壮大な歴史絵巻。

著者紹介

千葉 聡 (チバ サトシ)  
東北大学東北アジア研究センター教授、東北大学大学院生命科学研究科教授(兼任)。1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。静岡大学助手、東北大学准教授などを経て現職。専門は進化生物学と生態学。大学院修士課程でカタマイマイに出会い、小笠原諸島を出発点に、北はシベリア、南はニュージーランドまで、世界中のカタツムリを相手に研究を進める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)