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ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

出版社名 東洋館出版社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-491-03333-4
4-491-03333-1
税込価格 1,540円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

「自主的、自発的な参加」に基づく、教育課程外の制度である部活動。しかし、生徒の全員加入が強制され、土日も行うケースは珍しくない。教師も全員顧問制が敷かれ、サービス残業で従事する学校は多い。エビデンスで見る部活動のリアルとは?強制と過熱化から脱却するためには?部活動問題の第一人者、渾身の一冊!週に3日2時間!土日は禁止!「ゆとり部活動」のすすめ。

目次

第1章 「グレーゾーン」を見える化する
第2章 自主的だから過熱する―盛り上がり、そして降りられなくなる
第3章 自主的なのに強制される―矛盾に巻き込まれ、苦悩する
第4章 強いられる「全員顧問」の苦しみ
第5章 教員の働き方改革―無法地帯における長時間労働
第6章 素人が顧問
第7章 過剰な練習、事故、暴力―苦しむ生徒の姿
第8章 先生たちが立ち上がった!
第9章 未来展望図―「過熱」から「総量規制」へ
座談会 部活動のリアル

著者紹介

内田 良 (ウチダ リョウ)  
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。日本教育社会学会理事、日本子ども安全学会理事。スポーツ事故、組み体操事故、転落事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式などの「学校リスク」について広く情報発信し、問題の火付け役としても貢献している。ヤフーオーサーアワード2015受賞。著書に『「児童虐待」へのまなざし』(世界思想社、2009。日本教育社会学会奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)