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絶滅危惧職、講談師を生きる

出版社名 新潮社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-10-351291-2
4-10-351291-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 189P 20cm

商品内容

要旨

かつて落語を凌ぐ人気を誇った講談は、戦後存続を危ぶまれるほど演者が減った。数の上で女性優位が続く東京の講談界において、現在、若手の男性はほんのわずか。そこで一人気を吐くのが、二ツ目の神田松之丞である。巧みな話術で客を釘付けにする彼は、堅苦しい世界をどう変えたのか。張り扇片手に高座へ新風を吹き込む革命的芸道論。

目次

第1章 靄に包まれた少年期
第2章 受験よりも落語を優先した十八歳
第3章 “絶滅危惧職”への入門
第4章 Fランク前座
第5章 二つの協会で二ツ目に昇進
第6章 真打という近い未来

著者紹介

神田 松之丞 (カンダ マツノジョウ)  
1983年東京都生まれ。講談師。日本講談協会、落語芸術協会所属。2007年、三代目神田松鯉に入門。2012年、二ツ目昇司。2015年、「読売杯争奪 激突!二ツ目バトル」で優勝、平成28年度国立演芸場「花形演芸大賞」で銀賞受賞
杉江 松恋 (スギエ マツコイ)  
1968年東京都生まれ。文芸評論家、書評家、作家。自ら落語会を主催する演芸ファン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)